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安全教育施設『安全伝承館』

災害から学び、やる気を喚起する『安全伝承館』

 安全を創るプロとしての誇りを認識し、過去の災害や事故の事例を風化させること無く語り継ぎ、学び、そして、安全確保への「決意(やる気)」を喚起する場として『安全伝承館』を設立しました。

 ここでは、配電や電気、空調管、情報通信の各種工事における重大災害を中心に、災害の事実と向き合い、過去の災害で得た教訓を継承しながら、九電工グループの全社員が災害の悲惨さと安全確保の重要性を学習することを目的としています。

施設概要

 5つのSTEPで構成されています。

STEP 1
  1. (1)過去の災害を身近に感じるとともに九電工グループの災害撲滅への真摯な取組み姿勢を理解してもらえるよう「気づきの場」として位置づけています。
STEP 2
  1. (1)九電工グループの安全に対する基本的な考えを再認識するほか、創立以来70年の歴史と技術変遷を中心に振り返り、併せて工具や道具の進化を紹介しています。
STEP 3
  1. (1)「災害の経験から学ぶ」をテーマにしています。
  2. (2)過去の災害を年表パネルで展示し、各技術部門の代表的な災害事例とその反省に基づいた作業基準や作業ルールの制定経緯、工具の改善改良などを説明しています。
  3. (3)災害事例パネルでは、発生の経緯や推定される原因、災害に学ぶ教訓などを当時の写真や映像を交えて伝えるとともに受講者に問いかけることで、自発的に真の原因を考えさせる契機とすることを意図しています。
STEP 4
  1. (1)受講者に「災害の及ぼす影響」を考えさせます。
  2. (2)先人(先輩)たちの体験談を自分たちのこととして身近に感じ、今後の安全活動を考え直すことを目的としています。
  3. (3)先人たちの体験談は、当時の関係者へのインタビューを動画で放映し臨場感を強調しています。
  4. (4)ドキュメント・シアターでは、過去の災害をCG等を織り交ぜた再現ドキュメントで放映し、災害の悲惨さと被災による周囲の人々に及ぼす影響の大きさを受講者が理解できるようにしています。
STEP 5
  1. (1)ヒューマンエラーに関する基本事項の解説やヒューマンエラーの防止意識の高揚などを通して、安全は企業活動の基本であり、安全確保は社会の責務であることと、安全は自分自身のためであり、決められたことは必ず守ることなどを再確認します。
  2. (2)自然災害等の復旧支援事例など九電工グループの社会的貢献を通じて仕事のやりがいを学び、高いモチベーションで安全遵守への「やる気」の喚起を促します。

安全教育施設『安全伝承館』フロアマップ

安全教育施設『安全伝承館』フロアマップ

 『安全伝承館』は九電工グループの安全意識の高揚を図るだけではなく、総力を挙げて安全文化を創造する場としての役割を担っています。

安全意識の向上と危険回避能力の向上を図る『危険体感訓練施設』

 災害の未然防止には、安全衛生に関する知識を座学で学ぶことも重要ですが、危険に対する感受性を向上させることも重要です。
ここでは、現場で起きうる危険を体感することによって、安全意識の向上と危険回避能力の向上を図ることを目的としています。
『安全伝承館』教育と合体させることで、更なる安全衛生活動の効果が期待できます。

施設概要

  1. 落下衝撃体感訓練
    高所からの墜落を想定して、危険体感マネキンを落下させ、安全帯ロープを掛ける高さの違いによる衝撃荷重の変化を理解させます。
  2. 墜落時の荷重体感訓練
    安全帯を装着し1本吊りの状態でぶら下がり、安全帯の着用位置の違いによる腹部への圧迫の違いを体感させます。
  3. はしごの危険体感訓練
    はしごの傾きや滑りによる恐怖を体感し、正しい設置方法や昇降方法を理解させます。
  4. 脚立の危険体感訓練
    脚立の横方向への傾きによる恐怖を体感し、正しい設置方法や使用方法を理解させます。
  5. 電動工具の危険体感訓練
    講師が実演するとともに、災害事例を説明し、正しい使用方法を理解させます。
    また、軍手の巻き込みを再現し、危険性を体感させます。

1.落下衝撃体感訓練

2.墜落時の荷重体感訓練

3.はしごの危険体感訓練


4.脚立の危険体感訓練

5.電動工具の危険体感訓練

<ディスクグラインダ>

<卓上用グラインダ>

<高速切断機>

<携帯用丸のこ>

サステナビリティ

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