九電工EMS
創エネ・省エネ・蓄エネそれぞれの技術に独自のエネルギーマネジメントシステム(EMS)を用いて開発した、「九電工EMS」の導入拡大を目指しています。2022年2月に、佐賀県小城市役所様に国内初となる「九電工EMS」を導入させていただいたことを機に、全国の官公庁向けレジリエンス事業や離島地区のオフグリッド化など、新たな事業領域の開拓につなげたいと考えています。
施工事例
九電工EMS国内初導入案件
佐賀県小城市庁舎防災機能強靭化事業
工事概要
本事業は再生可能エネルギーで小城市庁舎の消費電力を賄う、オフグリッド型電力供給システムです。これは、国が推し進める防災拠点の強靭化事業の適用事例です。このように、再生可能エネルギーの電力を、系統電力に逆潮流せずに自給自足する電力供給システムを導入した自治体は小城市庁舎が全国で初めてになります。
導入設備の主な機能・効能
太陽光発電、蓄電池、EMS設備
発電・蓄電した電力をEMSにより自動制御し、庁舎内の電力をすべて再生可能エネルギーで賄う
空調設備、照明設備、BEMS設備
省エネ型機器とBEMSの連動により省エネを実現し太陽光発電設備の負荷を削減
平時の利用
- 発電した電力をEMS等の制御により、需要量に合わせた出力・蓄電池に充電し庁内受変電設備へ供給
- 土日休日の役所閉庁時における余剰電力は、福祉センター「ゆめりあ」に電力供給を行う
非常時の利用
- 蓄電池に充電された電力を供給
- 庁舎へ最低72時間の電力供給が可能な容量を確保
- 避難所となる福祉センター「ゆめりあ」へも電力供給を行う