施工管理の仕事の流れ

宮﨑 晋一郎みやざき しんいちろう

技術職(空調管部門)
2008年入社
作業所到着
作業服に着替えた後、ノートに書いたメモを読み返して、1日の現場の作業内容や自分がやらなければならないことをチェックします。時間に余裕を持つため、朝礼開始の30分前には現場に到着するようにしています。
現場朝礼・ミーティング
全社が集う全体朝礼で、立ち入り禁止などの危険箇所が周知されます。その後、九電工による「KY-KT(危険予知・危険対策)ミーティング」を開きます。今は、都内のホテル建設という大きな現場で、ピーク時には当社の作業員だけで80人くらいになります。各協力会社の作業内容を確認して、危険ポイントを伝えます。朝は重要な仕事が集中するので忙しいです。
現場巡視
毎朝必ず40分くらいかけて現場をくまなく巡視して、安全・品質・工程・原価をチェックします。特に注視するのは安全と品質です。異常に気づいた場合、写真やメモに記録して、職人さんに直すよう指示します。立ち入り禁止の措置がされているものの、間違えて入ってしまいそうな箇所があれば、すぐにゼネコンに電話します。

職長打ち合わせ
設備の工事は、配管やダクト、断熱といった各分野を専門にしている協力会社の力を借りずして成しえません。各社のリーダーである職長と翌日以降の作業内容を打ち合わせます。作業の場所や内容、方法をヒアリングし、安全対策や調整事項をピックアップします。またゼネコンと打ち合わせるべき内容を把握します。
昼休み
昼休みは、現場事務所内で弁当を食べます。メリハリをつけるために極力仕事のことは考えず、ゆっくり休みます。
書類・図面作成
入社11年目の私は、総勢8人の今の現場事務所で次席という立場です。そのため、書類・図面の作成をはじめとするデスクワークに費やす時間が大半です。作業計画書や要領書といった現場施工の基礎になるものや実際に施工するための施工図を作成します。ゼネコンや建築主の立場で工事をチェックする監理者に書類を提出して承諾を得ないと現場で施工できないため、締め切りが厳しい業務です。
現場チェック
デスクワークの合間に現場に出て、要領書・施工図通りに工事が進んでいるかチェックします。現場チェックをメイン業務にしているエリア担当者もいますが、任せきりにせずに自分の目でも確かめます。また、エリア担当者と一緒に現場を巡視しながら詳細な内容を打ち合わせることもあります。
デスクワーク
工程表と現場の進捗を比較して、遅れや滞りがないか確認します。広い視野で現場全体を把握し、問題解決の方策を考案します。
整理整頓
自分のデスクの周りを片づけます。机の書類を整理することで、自分の頭の中も整理されていきます。
打ち合わせ
現場ではさまざまな打ち合わせがあります。監理者とは、使用する機器や管材の仕様など、物を決める打ち合わせを行います。ゼネコン担当者とは、工程や作業の流れなど、現場に深くかかわることを打ち合わせます。ほかにも、消防署や水道局、下水道局、保健所といった行政機関との打ち合わせがあります。
退社
ワークライフバランスを考えて、できるだけ早く退社するようにしています。ただ、時期によっては、残業しなければいけないこともありますが、そのときは集中して取り組みます。逆に、定時ピッタリに帰ることも多々あります。